ドラマ 第2話「すばらしい収穫」

大きな森を出発し、居住地を求めて旅を続けたインガルス一家は、
プラム・クリークにやってきました。

父さんが家族皆に言います。

父さん:
Well, Ingalls family, as soon as you get done soaking your feet,
we’re gonna unload the wagon.

字幕:
みんな 足を休めたら
馬車の荷物を下ろすぞ

母さん:
We’re home?

字幕:
住むの?

父さん:
We’re home.

字幕:
そうだ

この場所に落ち着くことになったのです。

近くには、ウォルナット・グローブという小さな町があります。

父さんは、町にあるハンソンさんの製材所で働き始めました。
お給料代わりに、家を建てるための材木をもらうのです。

製材所での仕事の後、帰宅してからは自宅を建てる大工仕事。
食事の時間も惜しんで働き続け、毎日少しずつ作った家は、とうとう完成しました。

ドラマ 大草原の小さな家

プラム・クリークの大草原に建てられた小さな家に、いよいよ引っ越しです。
建て上げた家を見上げ、誇らしさと喜びに溢れる父さん。

ローラ:
Can we go in now?

字幕:
入っていい?

父さん:
Not just yet.

字幕:
いや まだだ

子ども達を待たせて、父さんは突然、母さんをお姫様抱っこで抱えました。

母さん:
Charles! We’ve all been in the house a hundred times.

字幕:
チャールズ! 新婚じゃないのよ

父さん:
Well, not today.
Today is special.

字幕:
だが今日は特別だ

欧米には、新婚の夫婦が新しい家に入るとき、
夫が妻を抱えて中に入る風習があります。

インガルス家の新居は、毎日少しずつ建てられていたため、
家族全員がすでに何度も中に入ったことがあったわけですし、
父さんと母さんはもちろん新婚ではありません。

しかし、この家を作った父さんにとっては、この日は特別だったのです。

新しい家には、屋根裏にローラとメアリーの部屋もありました。

メアリー:
This is the best house we’ve ever had.

字幕:
今までで一番のおうちね

ローラ:
We have our own window.
We can see the stars.

字幕:
私たちだけの窓よ
星が見られるわ

家が気に入ったローラは、父さんに言いました。

ローラ:
And I have decided something.

字幕:
1つ 分かった

父さん:
What’s that, Half Pint?

字幕:
何だい?

ローラ:
“Home” is the nicest word there is.

字幕:
“うち”っていい言葉ね

父さんは、ローラのことをいつもHalf Pintと呼んでいます。
pint(パイント)とは液体の単位(約500cc)なのですが、
half pint で、「少しの」とか「小さな」という意味になります。
「おちびちゃん」のようなニュアンスでしょうか。

長い間、荷物を乗せた馬車で移動してきたため、
父さんが作ってくれた、自分たちの小さな家は、
インガルス一家にとって、かけがえのないものとなりました。

この地で農業をするために、農具と種を揃える必要があります。
でもお金がないため、父さんは、スキや小麦の種と引き換えに、
オニールさんの店の傷んだ屋根を修理し、
荷物を積み込む作業をすることになりました。

朝早くから夜遅くまで、懸命に働き続ける父さんです。

ようやく日曜日になりました。
日曜日はお休みの日、家族皆で教会に行く日です。
教会用のきれいな洋服を着て、出かける支度をするインガルス一家。
父さんもネクタイを結んでいます。

しかし、疲れがたまっている父さんは、身支度をしながら眠ってしまい、
母さんと子どもたちは、父さんをそっと寝かせたまま、教会へ行きました。

教会が終わった後、母さんと子どもたちが帰宅してみると、
疲れて寝ているはずの父さんが、なんと、畑仕事をしているではありませんか!

母さんは怒り心頭で父さんのところへ行き、Charles Ingalls! と叫びました。
アメリカ人は、すごく怒っているとき、相手をフルネームで呼ぶのです。

母さん:
You couldn’t stay awake to go to the church and here you are working.

字幕:
教会そっちのけで畑仕事?

父さん:
Oh Caroline, I woke up and you were gone.
I just couldn’t sit around the house doing nothing.

字幕:
起きたら誰もいないからさ

母さん:
Charles, The Lord’s day is set aside for worship and for rest.

字幕:
日曜は休んでお祈りする日よ

父さん:
Caroline, I got a field to plow and God isn’t going to plow it for me.

字幕:
神が耕してくれるか?

母さん:
That is sacrilegious!

字幕:
冒涜だわ

父さん:
Well, to you maybe but not to God.
He understands farmers.

字幕:
まじめに働いてるだけだ

自分たちの今の状況を神様はご存知のはずだと考えている父さんです。

その夜、寝る前に聖書を読んでいる母さんに、父さんは謝ります。

父さん:
I’m sorry I didn’t go to church.

字幕:
教会のこと…

母さん:
You should have gone to church.

字幕:
行かなきゃ

父さん:
That’s why I just said I’m sorry I didn’t go to church.

字幕:
だから今 謝ってる

母さん:
It’s not church I’m worried about.
It’s you.
You are working much too hard.

字幕:
私が心配してるのはあなたの体よ
働きすぎだわ

父さん:
Don’t worry.
The worst part is over.
It’s just a while now.
Come on, bear with him.

字幕:
もう少しの間だけさ
一緒に頑張ろう

朝から晩まで働く父さんですが、ある日、木から落ちて大怪我をしてしまいます。
肋骨が4本も折れたのです。

畑仕事は、父さんに代わって母さんがすることにしました。
寝ている父さんは、畑仕事も家事も頑張る母さんが心配でなりません。

「畑仕事はよせ」と言う父さんに対して、母さんは答えました。

母さん:
The field has to be harrowed before it can be planted.
Now God isn’t going to do it.

字幕:
耕さなきゃ種をまけないわ
神様がなさる?

母さん:
It isn’t sacrilegious.
You said it.
If God understands farmers and he understands farmer’s wife.

字幕:
冒涜じゃないの
神様は農家の妻を励ましてくださるわ

頼もしい母さんですね。

オニールさんの店での父さんの仕事には、期限がありました。
期限内に終わらせないと、担保にしていたインガルス家の牛が、
取り上げられてしまうのです。

新しい土地での新しい生活の中で、インガルス一家に早速やってきた危機。
いったいどうなるのでしょうか・・・。

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ストーリーや台詞を覚えるほど、今まで何回も見ているのですが、
この回のラストシーンは、毎回涙が出ます。
そして、さりげなく隣人を助けることの素晴らしさも教えられます。

10年続くドラマの舞台であるプラム・クリークに引っ越してきた初回だけあって、
製材所のハンソンさんや医者のベイカー先生、オルデン牧師に雑貨屋のオルソン夫妻、
といったおなじみの町の人たちが初めて登場します。

ローラの家では鶏を飼っていて、納屋の近くを鶏が走り回っているシーンが
よく出てきますが、この回で、ベイカー先生が父さんに、
馬車を直してくれたお礼として鶏を渡していました。

父さんは、お礼なんて・・・と断るのですが、ハンソンさんのユーモアに溢れたひと言で、
感謝して受け取ることにしたのです。

ハンソンさんとベイカー先生が懐中時計を見せあって、どちらの時計が正確かを言い合う、
名物やり取りもこの回から始まります。

ウォルナット・グローブの仲間たちに出会ったインガルス一家。
この美しい場所でのドラマの幕開けです。

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このブログでは、NHKテレビで放送されていたドラマ「大草原の小さな家」を用いて、
英語表現を紹介しています。

インガルス一家はキリスト教徒なので、
クリスチャンの英語表現も多く出てきます。

現在発売されているDVDには、英語字幕がついていません。
そのため、ドラマを見ながら台詞を書き取りました。

私の英語力では、全てを聞き取ることができないため、
アメリカ人の友人に確認してもらっています。

しかしながら、音が不明瞭なところは、
英語ネイティブでも聞き取りにくい場合がありますので、
このブログに記載している台詞は、
完全なものではないことをご了承ください。

日本語の台詞は、DVDの字幕を引用しています。

台詞の引用と共に、ドラマのあらすじも記載していますが、
ブログを読んだ後にドラマを見ても楽しめるよう、
できるだけクライマックス部分には触れないように努めています。

ぜひドラマでもお楽しみください。

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